信用金庫(しんきん)とは

信用金庫とは、一般の人々や中中小零細事業者に対して預金・融資・為替などの金融サービスを提供する金融機関の一つです。日本では、信用金庫法に基づいて経営・監督が行われています。

信用金庫は、その名の通り、顧客の信用(返済能力や信頼度)に基づいて融資を行うことが特徴です。また、地域に根ざした金融機関として、地域住民のニーズに合わせた金融サービスを提供しています。

信用金庫は、一般の銀行とは異なり、株式会社でないため上場が不可能であるなど経営上の独立性が高く、また会員が一人一票を持つということで、株式比率により議決権の多寡が決まる銀行などの一般企業とは異なり、地域金融機関としての使命を重視した経営を行っています。そのため、地域社会の発展や中小零細事業者振興など、地域経済の発展に貢献しています。

信用金庫は、個人や法人などから預金を集め、それを融資に回すことで利益を得ています。また、為替や外貨預金などの金融サービスも提供しています。わが国においては47都道府県全てに信用金庫が存在し、そのすべてが、地域に密着した金融機関として、地域経済の発展に貢献しています。