信用金庫(しんきん)と銀行の違い
信用金庫と銀行の違いは、簡単に書くと以下のようになります。
  1. 所有形態: 銀行は株式会社として設立され、株主(決議権は一株一票で大株主に有利)によって所有されます。一方、信用金庫は協同組織金融機関として設立され、会員(決議権は一人一票でみんな平等)によって所有されます。
  2. 顧客: 銀行は主に大き目の法人を対象としているのに対し、信用金庫は地域の中小零細事業者を対象としています。そのため、銀行は大規模な顧客を扱う傾向があり、信用金庫は地域社会に密着した小規模な顧客を扱う傾向があります。
  3. 目的: 銀行は利益を追求することが主な目的ですが、信用金庫は地域社会に貢献することが主な目的です。
  4. 貸出: 銀行は多岐にわたる業種の法人や個人に融資を行います。一方、信用金庫は、地域住民の生活に密着した融資を主に行っています。
  5. 利息: 銀行は一般的に高い金利を提示することが多く、利益を追求することが主な目的です。一方、信用金庫は、地域住民の生活に密着した金利設定を行っており、地域社会に貢献することが主な目的です。

以上が、信用金庫と銀行の違いについての主な点です。